PHASE-18 ペイバック 機動戦士ガンダムSEED 感想

機動戦士ガンダムSEED、PHASE-18 「ペイバック」のあらすじと解説です。

ペイバックの意味は「報復」、「仕返し」。さてどんな話なのでしょう!

この話以前のネタバレはしていても、それ以降のネタバレはしていないので、アニメ視聴を1話進めるごとに読んでいただけたら嬉しいです!

ざっくり流れ

砂漠の虎によるレジスタンス襲撃

3:00

バルトフェルドたち砂漠の虎が、レジスタンスの住む町タッシルを襲うところから始まります。

アークエンジェルは動かず、ムゥのスカイグラスパーのみ出動することに。

カガリもアフメドの車に乗り込み出撃します。

バルトフェルド隊長とダコスタ

7:00

バルトフェルド「双方の人的被害は?」

ダコスタ「あるわけないですよ。戦闘したわけじゃないですから」

バルトフェルド「双方だぞ」

ダコスタ「そりゃまぁ、街の連中の中には転んだの、火傷したのってのはあるでしょうが……」

バルトフェルド「では引き上げる。グズグズしていると、旦那方が帰ってくるぞ」

ダコスタ「それを待って撃つんじゃないんですか」

バルトフェルド「おいおい、そりゃ卑怯だろ。おびき出そうと思って街を焼いたわけじゃないぞ。」

ダコスタ「あぁ……しかし……。」

バルトフェルド「ここでの戦闘目的は達した。帰投する!」

反撃に出るレジスタンス

街の長老いわく、「今から街を焼く、逃げろ」と警告されたとのこと。

「夕べの一件へのお仕置きだろ? こんなことで済んだから良かっただろ」と言うムゥに対し、「こんなこと!?」と怒るカガリ。

「俺たちは追うぞ!」というレジスタンスの一部の面々に対し、「バカなことを言うな! そんな暇があったら、けが人の手当をしろ!女房や子どもについててやれ!」というサイーブ(レジスタンスのリーダー)。

しかし説得もむなしく、一部面々が出動してしまう。

追いかけるサイーブ。そしてそれを追いかけるアフメドとカガリ(とキサカ)。

「ヤマト少尉に行ってもらいます。見殺しにはできません。」と決意するマリューさん。

ストライク発進

14:30

そしてストライクが発進する。

中学生のときにリアルタイムでSEEDを見ていたとき、ミリアリアの、「システム、オールグリーン。ストライク、発進どうぞ!」と言う役目に憧れていた。あの世界に行けたならそれをやりたい。

そして場面は戻り、レジスタンスvs砂漠の虎。砂漠の虎を攻撃した結果、反撃されるレジスタンス。

「飛び降りろ!」という声もむなしく、アフメドが宙に投げ出されてしまう。

(無茶な発進は、尻拭いをする人に不幸を生んでしまう……。)

そこにストライク到着!

ビームが逸れたことを受け、「逸れる! そうか、砂漠の熱対流で」と瞬時にプログラムを書き換えるキラ。相変わらずすごい。

そしてバルトフェルド隊長の出撃!

バルトフェルド隊長vsキラ

圧倒するバルトフェルド隊長

20:00

種割れするキラ

動きが速くなり、相手の攻撃を防ぎ、素早く斬撃するキラ。

「後退する!」「とんでもないやつだな、久々に面白い」と撤退していくバルトフェルド隊長ら。

カガリに平手打ちするキラ

戦闘が終わり、カガリに相対するキラは「死にたいんですか。」と言う。

「みんな必死で戦った!」というカガリに平手打ちをするキラ。

「気持ちだけで、いったい何が守れるって言うんだ!」

感想

冒頭でも書いた通り、ペイバックの意味は「報復」、「仕返し」

レジスタンスの住む街タッシルを焼いたことのみをペイバックと捉えることもできるし、タッシルを焼かれて反撃に出かけたレジスタンスの行動もペイバック、そこに対して反撃する砂漠の虎の行動もペイバック、と捉えることもできるだろうか。ペイバックの連鎖。

どちらも、「向こうがやったから」と言うのだよね。

今回は砂漠の虎vsレジスタンスという構図だけれど、SEEDは全体的に、地球軍vsザフトという構図においてもこのペイバックの連鎖が多く描かれている。どちらも正義をかざして戦っていて、どちらも「向こうがやったから」と言うのだよね。

どちらかが悪ではなく、どちらも正義だと思って戦っているのがリアルに描かれていて、思春期の私の平和観に与えた影響は非常に大きかった。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

理解が深まるので、小説版(『機動戦士ガンダムSEED 2 砂漠の虎』)もオススメです!

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